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皆さん、こんにちは!
株式会社アロー 理学療法士の北村です。
今日は施設内で行なっている個別リハビリのお話です!
弊社が各施設に訪問した際に行うリハビリは身体機能面だけではありません。
”施設から求められている”のはQOL『日常生活の質』を高めてあげることです。
例えば
① オムツ内で排泄をしている→歩行・トイレ動作を練習してきた→トイレで排泄が出来るようになる!
② 寝たまま入る機械浴→起立・立位保持などの動作練習を行う→座って入るシャワー浴になる→跨ぐ・しゃがむなどの浴槽に入る練習を行い個浴に変更となる!
などがあります♪
【介助を受けての生活→徐々に自分で行える部分を増やす→日常生活動作の介助が減って行く】流れを作るサポートを目標に介入しています。
今回は施設内で行なった右片麻痺の方への入浴動作練習の一部をご紹介します!
施設の悩みは「機械浴は2人介助になる為、人員確保が大変」「1人介助で入浴サービスを行えないかな?」
ご本人様からの訴えは「寝ながら入っても体が温まらない」「跨ぐのは大変だけど頑張ってみる」でした。
練習としては3ステップで行いました。
【ステップ1】右片麻痺の方なので浴槽には左足から入るように指導!
※熱い・冷たいが麻痺足だと感じにくく危険な時もある為。
【ステップ2】浴槽の中で体が滑らないように左足が端に当たるような大きさで実施。
※左足で踏ん張ることが出来れば入浴中にツルッと滑ることが予防できる為。
【ステップ3】浴槽の中から出る時は後方から引き上げ、浴槽の淵に座ってもらう。
右片麻痺で失語症も有しているため、動作は何回も反復し練習。
ご本人様も理解してきたところで介護士に同席してもらい、動作指導を行いました。
比較的、ご本人様の左手足が強く、女性スタッフでも軽いサポートで入浴介助が出来ることが体感できたようで、いよいよ本番!!!
まさに昨日!実際に入浴介助してきましたε-(´∀`; )
私も実際に浴槽に湯を張った浴室に入り、スタッフが行うサポートを見学。
湿度100%の浴室内で汗だくになりながら行う入浴介助は本当大変でした💦
浴槽のどこを持つと良いかなども声かけしながら行ったり、
シャワーチェアーをどの位置に置いておくとその後介助しやすいなどアドバイスさせて頂きました。
ご本人様は熱湯の湯船に浸かることが出来、嬉しそうでした!「5分入らせて」と懇願されていました♪
施設スタッフの介助する様子も見させて頂きましたが、麻痺側から服を着たり、跨ぐ時に足の介助する場面は特に問題なく行えていましたが、難聴や失語症の方とコミュニケーションを合わせることに難渋しており、今後の課題としては、視覚的にどう指示を出すか⁉️など工夫が必要そうでした。
ですが、この暑い中の入浴介助。介護スタッフさん達の大変さを改めて感じました❗️本当に感謝です🙇♂️
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